あんだる記

大抵はオタクコンテンツへの言及

ほんとにあった怖い話2018の感想

 

 第一話「見えない澱」

不動産屋にとんでもない家を紹介されて...というよくあるやつ。

皆さんも引っ越しの際にはきちんとした大手の所と諸々の契約を行うことをオススメします。

私もつい昨日また怪しい勧誘の電話がかかってきたので。

 

主人公の不動産屋勤務の青年が憧れの女性の為に色々と物件を紹介するもその彼氏(ヒモ)がDQN過ぎてイライラ...というのが序盤の流れ。

理想の物件が中々見つからず、その彼氏が痺れを切らして事故物件を紹介してくれと頼まれたため主人公は事故物件がまとめられたファイルを引っ張り出し二人に紹介してしまう...

暫くは何事も無かったがある時二人は怪現象に見舞われるようになり、彼女は主人公に相談をするも、事故物件であるという事を打ち明けられずに会話は終了する。

後に主人公が勤務先で事故物件ファイルを眺めていると上司らしき人物が現れ「あの物件では何人も連続で死んでいる」という衝撃の事実が明かされる。

その上入居者は全員赤いネクタイで首を吊って亡くなっていたという...潰せ

 

しかし何故そんな物件を借りる人物が多いのか...?という疑問に対して上司は身内で事故物件を一時的に”書類上”借りる事で次の入居者に事故があった旨を告知する義務を無かったことにするという手口で平然と物件を紹介しているというこれまた衝撃の事実をカミングアウト。

そのような不穏な話を聞かされて居ても立っても居られずに彼女に連絡するとなんと実家に帰省中であるとの返事が、つまりあの物件に彼氏はひとりぼっち。

 実際に向かってみると案の定ドアが開かず窓から侵入することに。

そしてそこには赤いネクタイで首を吊っているDQN彼氏の姿が...

ネクタイを外して救い出すとなんとまだ生きていたことが判明。そのままで良かったのに

 携帯を取り出して救急車を呼ぼうとすると何やらざわざわと声が...

ここでわかりやすく映されるのですが、なんと主人公のネクタイもなのでした。

その声を聞いていると、主人公も同じ位置に赤いネクタイを結び付け始め、目の前に現れた幽霊たちが死ねと呟くと同時に首吊り自殺を行ってしまいました...

 

後日談では二人とも助かったとのモノローグが入って安心なのですが、未だにあの部屋は普通の物件として売り出されているとのことでした...

 

このエピソードはほん怖にしては珍しいアァァァァァァーーーッ!ENDではなく二段オチなのでかなり面白かったです。

 

第二話「迷い道に憑く女」

タイトルでどんな霊が出てくるかわかっちゃうやつだ。

転勤によって田舎の高校に引っ越してきた友達のできない美少女JKが帰りに近道を選んでしまって...というところからスタート。

戻ろうか...などと考えながら進んでいると何やら怪しい影が...

その影は立ち上がるといつもの白服黒髪ロングの女であった。出てくるのはえーよ

何なの!?何なの!?と疑問を口に出しながら走る少女。ホントにな

途中で神社らしき場所に逃げ込んで表にある地蔵を祀った社の陰に隠れて祈っていると滅茶苦茶近くまで寄ってくるが幽霊はスルーして神社の中へ...お前の家かよ!

気が抜けてふっと息をつくと後ろに...

 

そして後から聞いた話ですが...END

 

ぶっちゃけしょーもない話ですが夏には相応しい涼しくなる話でした。

 

第三話「毟り取られた居場所」

 

f:id:andalsum:20180820050810g:plain

院内に竹を勝手に持ち込むおじいさんが看護婦に叱られているシーンからスタート。

 

夜の院内で不思議な声を聴く主人公。現実の病棟はこんなに暗くありません

そんな日々が続いたある日、冒頭のおじいちゃんが苦しそうに竹を返してくれと呻く。

しかし治療の甲斐も空しく、その晩にはおじいちゃんは亡くなってしまった。

もしかして竹を取り上げたせいで亡くなったのでは...と気に病む主人公。

「実は私もあの竹に、何か奇妙なものを感じていたのです」

病院じゃなくて竹の怖い話かよ!

後輩が主人公にあの竹は捨てたんですよね...と不安げな顔で質問するが、後のシーンで主人公の家で立派に育った竹の姿が映される...

だが案の定、家の中で猫のような鳴き声がしたり、母親の仏壇がハチャメチャに荒らされているなどの現象が発生するようになる。

何かを悟った主人公は繁茂した竹を掻き分けて中を覗くと怪しい”目”がこちらを覗いているの発見してしまう...

翌日主人公は体調不良を理由に仕事を休んだ為、心配した後輩が家を訪れる。

すると恐ろしい事に主人公はあたかも亡くなった母親と落ち着いて生活しているのように語り始める。なんと主人公は竹を母親と認識していたのである。

後輩曰く、この竹は山から盗み出された物であるとの事。

後に預けることとなった神社の神主曰く、この竹には山に埋葬された動物の霊が宿っていたらしい。

これですべてが終わった...と思ったのも束の間、既に竹に憑りつかれていた主人公は竹を勝手に家に持ち帰ってしまう。

そして、家にて食器を片していると母親が自信を呼ぶ声が聞こえた為竹の方へと向かうと凄まじい数の動物霊が現れ、そこで主人公は気を失った。

後に主人公は無意識のままに竹をお寺に持ち込んでお焚き上げをしてもらい、物語は幕を閉じた。

 

病院の話かと思えばまさかのの話。

狭い居間にドカンと竹が置かれている為ちょっと間抜けな絵面になっているのが面白かった。

 

第四話「ナニワ心霊道」

イマイチ!

 

 

 

第五話「姿見」

 

「ねぇ、あのセガタミーホントありがとう!」

 

セガタミーて何だ!?

と思ったらどうやら姿見だったらしい...

 

勤務先で楽しそうに働く主人公の姿を映す場面からスタート。

かと思えば姿見をくれた友人から「最近変わった事ない?」と聞かれる主人公。

この後の場面で友人が完全にイっちゃった表情をしている為、主人公がどんな姿見を贈られたのかは語るまでもないでしょう。

 

姿見のせいで段々と調子を崩していく主人公。

そんな折姿見をくれた友人が彼氏と歩いていたと茶化されている現場を目撃する。

別段険悪なムードでも無かったのに強烈な顔芸を披露しながら強く否定する友人に一行は驚愕。その日の夜に主人公は姿見から聞こえる謎の呻き声に悩まされる。

遂に姿見に秘密があるのではと思い至った主人公は友人に尋ねようと決意するが、党の友人は仕事を休み続けており、話を聞くことが出来ずにいた。

しかし、別の友人が言うには体調不良で休んでいる割には方々で目撃されているとの事らしい。

その日の夜、主人公は姿見から歩み寄ってくる謎の黒い影を目撃し、家を飛び出して泣きながらバイト先に逃げ込んだ。

そこで姿見をくれた友人が主人公を酷く嫌っていた旨の話を聞かされる。

そんな友人が主人公に普通のプレゼントをするなど有り得ない、と...

 

後日、職場の先輩と道を歩いていると突然先輩を含めた周囲の人間が姿を消し、怪しい影に襲われる。

 

その怪しい影なのだが...

 

 映画泥棒じゃねーか!

f:id:andalsum:20180820073030p:plain

 

結局その女幽霊の正体はわからず...

しかし、今度はそこには居なかったはずの主人公の姿が方々で散見されるのであった...

 

姿見とドッペルゲンガーの両方を扱ってしまったせいで話の中心がブレブレになってしまった印象が強い話でした。

 

 第六話「果てからの念波」

 なんか遊戯王のカード名っぽくない?

墓地利用とか出来そう

 

古いラジオをいじるのが趣味のおじさんの話。

そのラジオからなんかヤバい呻き声みたいなのが聞こえてくるが、一向にいじるのをやめようとはしなかった...

そんなある日呻き声がどうやっても止まらないという恐ろしいイベントが発生。

遂に恐れをなして元の持ち主である老人の遺族の元へとラジオを持ち込み、解体すると...

家族の思い出の品が詰まっていたことが判明。

それ以降も主人公はラジオを保持し続けるが、もう不気味な声が聞こえてくることはなかった...といういい話END

 

最後に相応しいしっとりしたいい話でした。

 

 

視聴した皆さんとしては今年のほん怖はどうでしたでしょうか?

個人的には一話目と二話目はなかなかでそれ以降はパっとしないという印象を抱きました。

 

毎年やっているのでまた来年の出来に期待したいと思います。